今回は信州のブランド柿である「市田柿」を使ったユニークなお菓子をご紹介します。
市田柿を丸ごと使ったフリュイショコラ
今回紹介するのはこちら、信州里の菓工房さんの「フリュイショコラ市田柿-栗-」です。
栗焼酎をほのかに効かせた栗きんとんのガナッシュを市田柿に詰め、表面をチョコレートでコーティングしたワンランク上のスペシャリテ。香り立つカカオの風味と市田柿の上品な甘みがトロリととろけます。
フリュイショコラ市田柿-栗- | 信州里の菓工房公式オンラインショップ
見た目のインパクトすごいですね。チョコバナナならぬチョコ干し柿って感じで、見てるだけでワクワクしてきます。
価格は3個入で1,231円(税込)でした。
フリュイショコラとは?
フランス語でフリュイは「フルーツ」、ショコラは「チョコレート」を意味します。フルーツとチョコレートを組み合わせたお菓子ということですね。
半分に切った写真を撮り忘れてしまったので、こちらの写真をどうぞ↓
栗きんとんのガナッシュが市田柿の中にたっぷりと入っているのがわかりますね。
ちなみに信州里の菓工房さんのお菓子を紹介するのは今回で2回目。前回は「栗とそばのフロランタン」を紹介しました↓
信州 里の菓工房さん
長野県飯島町に本店を構えるお菓子屋さん。「地域の素材を地域の人が地域で加工し、地域のお客様に喜んでいただく」をテーマに、「信州伊那栗」をはじめとする信州の食材を活かした創作菓子を作っています。
市田柿とは?
ご存じないという方向けに、市田柿についてザックリと説明したいと思います。
長野県の南部で栽培、加工されているブランド柿です。
加工前の柿も干し柿も、どちらも「市田柿」と呼ばれますが、一般に「市田柿」と言った場合は、干し柿の方を指すことが多いです。
市田柿の干し柿は、上品で自然な甘さと、羊羹のようにねっとり、モチモチとした食感が特徴で、果物でありながら和菓子扱いされることもあります。
表面はきめ細かな白い粉(ブドウ糖の結晶)に覆われ、果肉は鮮やかな飴色と、見た目も美しいことから、贈答用人気も高いです。
長野県の干し柿
実は長野県は干し柿の生産量・出荷量ともに全国1位なんです。その大部分を占めているのは市田柿ですが、長野県は家に柿の木がある家庭が多く、南部以外の地域でも、家で干し柿を作って食べる食文化が根付いています。
食べてみた感想
これは面白い!
口に入れた瞬間に感じるのはチョコの強い甘さ。そのあとに市田柿の優しい甘さが来て、
最後に栗きんとんのガナッシュに使われている栗焼酎の香りが鼻から抜けていきます。
一口の情報量が多いです笑。
また、食感もかなり変化します。パリッとしたチョコの後にしっとりとした干し柿の食感。これが結構やみつきです。
味も食感も面白いですが、見た目もかなりユニークなので、食べていてとても楽しい一品でした笑。
まとめ
見た目、味、食感、全てが面白くて、かつ美味しい逸品でした!
なんというか、とても話のタネになりそうなお菓子でした。お茶請けに出したら話が弾むこと間違いなしですね笑。
信州里の菓工房さんではこの他にも市田柿を使った商品を多く展開しており、
甘酸っぱい木苺のガナッシュを詰めた「フリュイショコラ市田柿-木苺-」や「市田柿ミルフィーユ」などの商品も人気です。
「公式オンラインショップ」もありますので、興味のある方は是非一度のぞいてみてはいかがでしょうか。
市田柿の魅力を目と舌で感じられること間違いなしです。
市田柿を使ったお菓子は季節商品のため、時期によっては在庫切れの場合があります。