今回は県内の道の駅で見つけた、ちょっと珍しい「きのこ商品」をご紹介します。
きのこのジャーキー
長野県中野市にある道の駅「ふるさと豊田」で面白いものを見つけたので買ってきました。
それがこちら「信州えのきジャーキー」です。
ジャーキーのきのこ版。ジャーキーのように噛み応えがあります。どんどんきのこの旨みが出てきます。おつまみに、おやつに。軽いのでアウトドアにも手軽に持っていけます。えのきたけを乾燥し、味付けをしてから、再度乾燥した、手間のかかった商品です。
信州えのきジャーキー | 松一 | 長野県中野市の漬物会社「ダイマツ」の個人向けブランド
開発したのは、長野県中野市で漬物・惣菜の製造販売を行なっている「株式会社ダイマツ」さん。
えのき茸の生産量日本一を誇る中野市発の新感覚きのこ商品です。
価格は税込325円(2024年2月時点)。
パッケージに「干すことで生まれるきのこパワー」と書かれていますが、調べてみたところ、きのこは乾燥させることで、うま味が何倍にも凝縮されるのだとか。
また、このジャーキーは栄養成分が失われない「減圧乾燥」という乾燥方法で作られており、栄養もしっかりと凝縮されているそうです。
袋から出してみるとこんな感じです。かなりインパクトのある見た目ですね。
内容量は10g。生食換算で100g相当のえのき茸が使われています。
味付けのベースは地元の醤油と本みりん。アクセントとして一味唐辛子がまぶしてあります。
醤油の香ばしい香りに混じって、ほのかにきのこの香りもしますね。
とても食欲をそそられるいい香りです。早速食べてみたいと思います。
食べてみた感想
ほとんど
ベビースターラーメンです。
食感がベビースターにかなり似ています。きのこを食べているとは思えないパリパリとした食感で、とても面白いです。
味は普通にきのこですね。なめ茸を乾燥させたような味ですが、乾燥によって凝縮されている分、きのこの味が濃厚です。
いかにもしょっぱそうな見た目をしていますが、見た目ほどの塩気はなく、ちょうどいい塩加減です。
後味で唐辛子の辛味がピリッと来ますが、こちらも程よい辛味ですね。
癖になる美味しさで、あっという間に食べ終わってしまいました。面白半分で買いましたが、とてもいい買い物でした笑。
おつまみにオススメ
販売元によると、このジャーキーは中高年のお酒を飲まれる方をメインターゲットにしているそうです。
確かに食べていて、お酒に合いそうな味だなぁと思いました。
また、このジャーキーは栄養素的な意味でも、お酒との相性がいいみたいです。
調べてみたところ、えのき茸にはアルコールの分解、肝臓の働きを助けてくれる栄養素である「オルニチン」が豊富に含まれています。
オルニチンが含まれている食べ物と言えばしじみですが、えのき茸にはしじみとほとんど同じ量のオルニチンが含まれているそうです。
さらにえのき茸には「エノキタケリノール酸」という栄養素も含まれており、これには脂肪を分解する効果があります。
油で揚げたような見た目と食感をしていながら、実際にはただの乾燥えのきなため、カロリーが低い点も魅力のひとつ。(1袋あたり34kcal)
健康的にお酒を楽しみたいという方には、ピッタリなおつまみなのではないでしょうか。
きのこが苦手な人でも食べられる
実はこの記事を書いている筆者はきのこが大の苦手です。
このジャーキーを売り場で見た時、なんとなくこれなら食べられる気がしたので買ってみたのですが、
予想通り、全く抵抗感なく食べることができました。
しかも美味しい! きのこを美味しいと思ったのは生まれて初めてです。
同時に、自分が苦手なのはきのこの味でも香りでもなく、食感なのだと気づかされました。(きのこが苦手な方のほとんどがそうなんじゃないでしょうか)
あのぐにゃぐにゃとした食感が苦手なんですよね。しかし、このジャーキーはパリパリ食感なので大丈夫でした。
知っての通り、きのこは栄養豊富で、積極的に摂取したい食べ物のひとつです。
つまり、この商品なら「きのこが苦手な人でも、きのこの栄養素を摂ることができる」のです!
ちなみに、きのこ好きのスタッフにも食べてもらったところ、これはきのことは別物という感想をいただきました。(これはこれで美味しいとのこと)
本当にきのことは別物なので、きのこが苦手な人でも食べられると思います。ぜひお試しあれ。
食べる時の注意点
口の中で水分を含むと、きのこ特有のぬめりが出てきます。このジャーキーは噛めば噛むほど、きのこの旨味が出てくるのが魅力のひとつなのですが、きのこのぬめりや味が苦手な方は、噛みすぎないようにしましょう。
↓きのこ好きにオススメなきのこ商品はこちら。きのこ感たっぷりのなめ茸です。
まとめ
きのこの栄養が手軽に摂れる!
きのこ醤油味のベビースターラーメンでした。
中野市発のえのき商品としては、えのきジャーキーの他に、「えのきパイ」や「えのきヨーグルト」、かの有名な「えのき氷」などがありますが、
このジャーキーは「きのこの栄養を手軽に摂取できる」という点では一番かもしれません。調理いらずで、携帯することもできますからね。
今回ご紹介した「えのきジャーキー」は、中野市内のJA・直売所等、またはダイマツさんの自社ブランド「松一(まついち)」からお買い求めいただけます。
美味しさはもちろん、話のタネにもなる面白い商品ですので、興味を持たれた方は是非一度、味わってみてはいかかでしょうか。