パッションフルーツを発見
先日、商談で飯山市を訪れた際、ふと立ち寄った直売所で気になるものを見つけました。
それがこちら、「パッションフルーツ」です。
鹿児島や沖縄など、暖かい地域で栽培されているイメージですが、
そんなイメージからはかけ離れた長野県の最北端、飯山市の直売所で売られていました。
北から南まで、長野県内の直売所には何度も足を運んでいますが、パッションフルーツを見たのは初めてです。
複数の農家さんが出品しており、数もたくさんあったので、たまたま物好きの農家さんがいたというわけではなさそうです。
私が知らないだけで、飯山市はパッションフルーツの栽培が盛んなのでしょうか……?
雪国パッションフルーツ
気になって調べてみたところ、飯山市には雪国パッションフルーツ組合という組織があり、
雪国パッションフルーツと題した飯山産パッションフルーツの栽培・販売を行なっているそうです。
南国の果物であるパッションフルーツが、豪雪地帯の飯山市で栽培されているのは驚きですね。
昼夜の寒暖差が大きい飯山市では、美味しい果物が育ちやすく、パッションフルーツも例外ではありません。
耐寒性がないので、本場よりも栽培は難しいようですが、味は絶品。
雪国パッションフルーツは強い甘味とまろやかな酸味が特徴で、本場にも負けない美味しさだそうです。
生食の他、雪国パッションフルーツを使ったケーキやジャムも好評を博しているそうですよ。
食べてみる
というわけで実際に食べてみることに。
軽く水で洗い、包丁で切ってみると……
!?
グ……グロい……!!
なんだこれは……カラフルなカエルの卵か!?
パッションフルーツってどんなものかよく知らなかったのですが、こんな感じなんですね。
なんか台所が事件現場みたいに……
すごくインパクトのある見た目です。
食べ方は、スプーンで中の実をかきだして食べるのが一般的とのこと。
うわぁ……これを口の中に入れるのかぁ……
甘くて美味しそうな香りはするんですけどね。見た目がちょっと……
こちとら、イナゴや蜂の子を喜んで食べることで知られている長野県民ですが、これは虫とはまた違った抵抗感がありますね……
意を決して一口食べてみると……
甘い! からの酸っぱい!?
口に入れた瞬間に強烈な甘さが来て、その直後に酸味も来ました。甘さと酸味が分かれていて、甘酸っぱさともまた違う不思議な味わいです。
マンゴーの味によく似ているかもしれません。思っていたよりもずっと美味しいです。
種(緑色の部分)が結構硬く、パリパリとした食感が少し気になりますが、食べ慣れてくるとこの食感が逆にクセになります。
なんだかんだで無事完食。
一口食べてしまえば、見た目のインパクトよりも美味しさが勝ち、食べ終わる頃には抵抗感は全くなくなっていました。
雪国パッションフルーツ、とても美味しかったです!
後で知ったのですが、パッションフルーツは実がシワシワになったら食べ頃とのこと。シワシワになるにつれて酸味が減って甘みが増すそうです。今回は食べるのがちょっと早かったみたいです。
まとめ
見た目はグロテスクでも味は美味しい!
出先で直売所にふらっと寄ってみると、意外な発見があって面白いですよね。
長野県は県内が山で分断されているからなのか、地域ごとに売られているものが多種多様で興味深いです。
皆様も長野県にお出かけの際は直売所をのぞいてみてはいかがでしょうか。